Overview
庭に浮かぶ、
小さなギャラリー。
軽井沢町の別荘敷地内に新築した、ゲスト用のパビリオンです。母屋から独立した平屋のヴォリュームとして計画し、来客の宿泊スペースであると同時に、施主様が収集された工芸品を展示するギャラリーとしても機能します。
軒を深く出したミニマルなテラスが屋内外を緩やかにつなぎ、内部にはコレクションを引き立てるディスプレイニッチを造作しました。
Project Data
- 所在地
- 軽井沢町, 長野県
- 竣工年
- 2026
- カテゴリ
- 屋外パビリオン新築
- 用途
- ゲストパビリオン・ギャラリー
- 主素材
- 打放しコンクリート, 鉄, ナラ材
コレクションのためのディスプレイニッチ
01
課題 — The Challenge
豊かな緑に囲まれた敷地に、母屋の存在感を損なわず、しかし独立した佇まいを持つ建物を新築するという課題でした。加えて、来客の宿泊利用と工芸品コレクションの展示という、性質の異なる二つの機能を一つの小さなヴォリュームに共存させる必要がありました。
02
発想 — The Approach
打放しコンクリートの水平なヴォリュームを樹間に低く据え、深い軒によるテラスを建物の外周に巡らせることで、内外の境界を曖昧にしました。内部は可動式のパネルで宿泊エリアと展示エリアを緩やかに仕切り、壁面には北向きの柔らかな光を取り込むディスプレイニッチを設けています。
03
成果 — The Result
完成したパビリオンは、四季を通じて変化する軽井沢の光と緑を映し込みながら、来客をもてなす場としても、コレクションを静かに鑑賞する場としても機能しています。母屋とは一線を画す独立した建築でありながら、敷地全体の風景に自然に溶け込む存在となりました。